院長ブログ

③抗がん剤の「毒性」を差し引いて点数をつけると?

皆様こんにちは。

さて、さらに詳しく報告を読んでみます。

結局、認可された全48製剤のうち

生存期間の延長が示された薬剤は

上市後に確認されたものを含めて26製剤でした。

これは、意外に思う人も多いのではないでしょうか。

抗がん剤は、全て命を長らえる事が確認されて初めて

承認されていると認識していた人は少なくないはずです。

この26製剤のうち、血液がん用の3製剤を除くと

固形がんに対する薬剤は23製剤になります。

さらに、これらの価値ESMOスコアで測定します。

ESMOスコアとは、臨床試験だけでは読み取れない

抗がん剤の臨床的利益をスコア化しようと試みたもので、

奏功率のみならずQOL薬剤の毒性を評価項目に入れて

総合的な視点から点数をつけたものです。

2015年に欧州臨床腫瘍学会が提唱しました。

ESMOスコアの点数には、

大きく2通りの評価方法があります。

進行がん治療の場合、通信簿のように

5、4、3、2、1、と主に5段階で評価します。

5が最も良い数字です。

「5」あるいは「4」の場合に

『その薬剤は使用する価値がある』

と判断されます。

一方、術後の再発予防治療の場合、

A、B、C、と3段階に分かれます。

Aは『その薬剤は使用する価値がある』

と判断されます。

Aの場合、その薬剤を使用することで

3年目以降の生存率が改善される確率は5%以上です。

Bは微妙ですが一応使用した方が良いとされます。

Bの場合、3年目以降の生存率改善は3~5%の人にとどまります。

すなわち、95%以上の人には意味がない事になります。

それでも何物にも代えがたい治癒率が高まる可能性が

少しでもあるわけですから、

デメリットもよく勘案して

治療を受けるかを決定しなければいけません。

では次回、どのような薬剤が「5」または「4」、

「A」または「B」の評価を受けているのか

詳細をご紹介します。

(続く)




がんの温熱免疫治療

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎

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カテゴリ: 抗癌剤

2017/11/25(Sat)14:33

心斎橋スリーアロークリニック 院長 田中 陽一郎

プロフィール -履歴・経歴-

実父の癌が免疫療法との接点となり免疫療法・温熱療法の第一人者である照沼裕先生に師事。数百例の免疫治療を経験。2009年5月に当クリニックを開院。

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