高濃度ビタミンC療法
高濃度ビタミンC療法
副作用がほとんど出ない抗がん剤
副作用がない抗がん剤
がんに対するビタミンC療法は古くて新しい治療法と言えます。きっかけはノーベル化学賞を受賞したポーリング博士が1976年に発表した論文です。進行がんの患者100例にビタミンCを点滴と経口で投与したところ、ビタミンC療法をしなかった1000例のがん患者より生存期間が4.2倍も伸びたと報告したのです。
さらに1978年には新たな100例の進行がんの患者について追加研究を行い、ステージが進行したがん患者でもビタミンC療法が生存期間を延長させたという結果を発表しました。
しかし、その後1979年にメイヨークリニックの研究グループによってポーリング博士の見解は否定され、葬られてしまいました。
その後長らくビタミンC療法は人々の記憶から消えていたのですが、2005年に再び注目を浴びるようになります。権威ある科学総合雑誌の「米国科学アカデミー紀要」に「ビタミンCは選択的にがん細胞を殺す~過酸化水素を組織に運ぶプロドラッグとして作用する~」という論文が掲載されたからです。「プロドラッグ」とは体内で代謝されることによってはじめて薬として作用する物質のことです。論文を発表した研究者8名は米国国立衛生研究所(NIH)、米国国立がん研究所(NCI)などのそうそうたる顔ぶれで構成されていました。
実は、ビタミンC療法を葬り去ったメイヨークリニックの研究には大きな問題があったのです。メイヨークリニックの研究ではビタミンCは経口投与されており、点滴投与ではありませんでした。ビタミンCは点滴投与でないと、がん細胞に効果を示す血中濃度にまで上昇しない物質だったわけです。現在、有害性がなく生活の質を上げる治療として世界中の医師がビタミンC点滴療法を行っています。
典型的なスケジュールとして、最初の1年間は週1~2回のビタミンC点滴、2年目は月2回、それ以降は月1回の頻度で点滴するのが望ましいでしょう。最低でも3ヶ月続けることをお勧めします。
高濃度ビタミンC点滴は免疫系を強化し、抗がん剤の副作用を軽減すると共に治療の効果を増強し、がんを抑制・予防する優れた補完医療です。
・必ず朝食を摂って来て下さい。あるいは十分な水分を摂って来て下さい。
・腎透析をされている方は、ビタミンC点滴を行うことが出来ません。