低用量抗がん剤・高濃度VC療法
低用量抗がん剤
免疫環境に優しい低用量抗がん剤
低用量抗がん剤
標準治療では、抗がん剤はがんを小さくすることに主眼を置いています。
よって、人が耐えられる限界量ギリギリまで抗がん剤を使います。
抗がん剤は言わば「毒物」ですから、量を増やせば増やすほど身体も痛めつけられるというジレンマがあります。
体力・免疫力があるうちはまだ良いですが、治療を続けるうちに副作用に耐えられなくなりメリットよりデメリットが勝る状態になると治療を中断せざるを得ません。
このような時、現在の医療システムでは
「もう治療はできません、ホスピスに行って下さい。」と突き放されてしまう事が多いのです。
しかし実際は「標準治療」が出来ないだけで、治療の強度を弱めて継続する事は大きなメリットがあります。
このような治療を「標準治療の次の治療」という意味で「セカンドがん治療」と呼んだりします。
セカンドがん治療ではがんを小さくすることには主眼を置かず、大きくならないようにすることを目標とします。
実は、がんが縮小しなくても発育が止まっていれば充分延命に寄与するということが明らかになってきました。
必要最小限の抗がん剤で免疫力を維持しながら治療すると、まるでがん細胞は眠ってしまったかの如く成長を止めるのです。
この様子から「がんの休眠療法」とも呼ばれます。
当クリニックでは標準治療が無理と主治医に判断された患者様で体力的に可能な方に限り、免疫療法・温熱療法と併用で体力を維持しつつ低用量抗がん剤治療を行います。
個々で適量が異なりますので、ごく少量から開始し適量まで徐々に増やしていくという、正にオーダーメイドの治療となります。
【低用量科学療法】
■標準治療をできない方に対し、低用量抗がん剤療法の適応を検討
■副作用が出ないと考えられる低用量から抗がん剤を開始し、1~2週間ごとに1回投与量を漸増
■必要最小の抗がん剤投与を目指す
高濃度ビタミンC療法
副作用がほとんど出ない抗がん剤
副作用がない抗がん剤
がんに対するビタミンC療法は古くて新しい治療法と言えます。きっかけはノーベル化学賞を受賞したポーリング博士が1976年に発表した論文です。進行がんの患者100例にビタミンCを点滴と経口で投与したところ、ビタミンC療法をしなかった1000例のがん患者より生存期間が4.2倍も伸びたと報告したのです。
さらに1978年には新たな100例の進行がんの患者について追加研究を行い、ステージが進行したがん患者でもビタミンC療法が生存期間を延長させたという結果を発表しました。
しかし、その後1979年にメイヨークリニックの研究グループによってポーリング博士の見解は否定され、葬られてしまいました。
その後長らくビタミンC療法は人々の記憶から消えていたのですが、2005年に再び注目を浴びるようになります。権威ある科学総合雑誌の「米国科学アカデミー紀要」に「ビタミンCは選択的にがん細胞を殺す~過酸化水素を組織に運ぶプロドラッグとして作用する~」という論文が掲載されたからです。「プロドラッグ」とは体内で代謝されることによってはじめて薬として作用する物質のことです。論文を発表した研究者8名は米国国立衛生研究所(NIH)、米国国立がん研究所(NCI)などのそうそうたる顔ぶれで構成されていました。
実は、ビタミンC療法を葬り去ったメイヨークリニックの研究には大きな問題があったのです。メイヨークリニックの研究ではビタミンCは経口投与されており、点滴投与ではありませんでした。ビタミンCは点滴投与でないと、がん細胞に効果を示す血中濃度にまで上昇しない物質だったわけです。現在、有害性がなく生活の質を上げる治療として世界中の医師がビタミンC点滴療法を行っています。
典型的なスケジュールとして、最初の1年間は週1~2回のビタミンC点滴、2年目は月2回、それ以降は月1回の頻度で点滴するのが望ましいでしょう。最低でも3ヶ月続けることをお勧めします。
高濃度ビタミンC点滴は免疫系を強化し、抗がん剤の副作用を軽減すると共に治療の効果を増強し、がんを抑制・予防する優れた補完医療です。
・必ず朝食を摂って来て下さい。あるいは十分な水分を摂って来て下さい。
・腎透析をされている方は、ビタミンC点滴を行うことが出来ません。