院長ブログ

乳癌の最近のブログ記事

早期乳癌の術後検診について

2011/04/17(Sun)21:04

皆様こんにちは。


さて、早期の乳癌に対し

完治を目指した手術が行われたとします。

その後の検診

だいたいどのようなスケジュールになるかをお話します。


まず、術後5年間

半年に1回は定期的に診察を受ける事になります。


この診察は、

局所再発がないかを診るのが主な目的です。

再び手術で取りきることが可能ですし

放射線治療を受けていない場合は

それを行う選択肢もあるからです。


遠隔転移を探し出すために

むやみに骨シンチや腹部エコー、胸部レントゲンを

頻回に行う必要はありません。

ここはどんと構えます。


乳癌の場合、ちょっと意外に思われるかもしれませんが

遠隔転移についてはむしろ

あわてて抗がん剤治療などに入るメリットが少なく

タイミングを見極める事が大切になってくるのです。


しかし、抗がん剤までのつなぎの治療として、

ハイパーサーミアや免疫治療を早めに行う事は

身体にダメージを与えず

がんの進行を抑制する手段として

望ましいと思われます。


幸い、順調に局所再発も遠隔転移もなければ

5年後からは一年に1回の定期受診になります。


マンモグラフィーでしっかり検査します。


ノルバデックスなど、抗エストロゲン剤内服中は

子宮癌の発生がないかもチェックします。


フェマーラなどアロマターゼ阻害剤の内服中は

骨密度の減少具合も診ておきましょう。


だいたい、このような感じになります。



あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎








カテゴリー: 乳癌

膵臓癌、乳癌、卵巣癌に MUC-1ワクチン

2011/01/25(Tue)12:00

皆様こんにちは。

 

さて、心斎橋スリーアロークリニックでは

最先端の様々なペプチドを使用して樹状細胞療法を行っています。

 

中でも、『MUC-1 (マック・ワン)』 と呼ばれるペプチドは

膵癌によく使用され有名です。

 

【 Clin Cancer Res 2009;15(17) September 1,2009 】 によると

『優秀ながん抗原ペプチド世界ランキング』で、

WT-1 と並んで世界1位と2位を占めています。

 

MUC-1 ペプチドは

膵癌 の他にも、卵巣がん や 乳がん などに効果があります。

効果が期待できるがんで、HLA という細胞の目印が合っている場合

当院では必ず MUC-1 を含めたペプチド類を使用しています。

 

 

あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎











カテゴリー: 乳癌 卵巣癌 膵癌

乳癌の術前・術後にやっておきたい事

2010/04/23(Fri)21:15

皆様こんにちは。

 

今日は乳癌の術前・術後に、可能なら

やった方がBetterな事を述べたいと思います。


まず術前に行う事として

 

 

①免疫療法

 

手術は体力を低下させます。

 

目に見えない微小な転移がある場合、

通常なら免疫力で完治してしまう小さな癌細胞でも

手術時の免疫力低下によって

ある程度まで育つチャンスが与えられることになります。

 

術前の免疫療法によって、万全の態勢で手術にのぞみ

微小がんが拡がるリスクをできるだけ低下させます。

また、術後感染症のリスクも下げる事ができます。

 

当クリニックでは樹状細胞、NK細胞、CTLという

免疫治療のフルラインアップを使用できます。

 

もし手術で取った腫瘍細胞を 1g頂ければ、

それを培養して自分の癌細胞としっかり反応させたCTLを

作ることができます。(癌細胞の培養には約3ヶ月かかります。)

 

CTLはがん細胞の特徴を覚えてどこまでも追跡する

特殊部隊のようなものです。

このCTLを術後に点滴することで再発のリスクが減ります。

 

非常に有効な手段です。

術前にしっかり手配しておきましょう。

 

 

②予後予測の準備をする

 

「オンコタイプDX」「マンマプリント」と呼ばれる

検査があります。

これらはまだ保険が効きません。

なので、病院に協力して頂かないとできません。

 

この検査は、手術で取りだした癌組織の遺伝子を解析して

術後に再発するリスクをタイプ分けするものです。

 

それにより、

術後に抗癌剤治療をした方が良いタイプの癌(高リスク 群)か

抗癌剤治療をしなくても良いタイプの癌(低・中リスク群)か

が分かります。

「オンコタイプDX」より「マンマプリント」の方が優れていますが

手術後1時間以内に専用キットに組織を保存しないといけないので

あらかじめ頼んでおかないといけません。

 

「マンマプリント」は

『DNAチップ研究所』という会社が取り扱っています。

医療機関がこの会社に申し込まないといけません。

「オンコタイプDX」は

『エスアールエル』という会社が取り扱っています。

これも医療機関が申し込まないといけません。

 

 

 

次に術後に行うこととして

 

 

①免疫療法

 

再発予防の抗癌剤や放射線治療を行う場合でも

免疫療法を併用するのがベストです。

自分の癌細胞の培養に成功すれば

その時点でCTL療法を施行します。

 

 

②心のケア

 

心の傷は外から見えにくく、

また自分自身でさえもなかなか気づけないものです。

つらい気持ちは、一人ではそう簡単に解消できません。

我慢せず専門家に相談してみましょう。

 

 

 

あきらめない癌治療専門:心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎



 

 

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