院長ブログ

つれづれの最近のブログ記事

JAZZの魅力 ~ピアノ編~

2011/05/28(Sat)20:11

皆様こんにちは。

 

中学生の頃、初めてCDプレイヤーが出て

姫路の星電社という電気店で

試聴した事があります。

 

JAZZのセッションでしたが

そのあまりに華やかでエネルギッシュなピアノ

耳が釘付けになりました。

 

それはオスカーピーターソンでした。

 

 

日本のジャズピアニストである

小曽根真は幼少の頃

来日したオスカーピーターソンの生コンサートで

その自由自在かつ超絶技巧の旋律に衝撃を受け

終わった後もしばらく座席から

立ち上がれなかったそうです。

 

そしてただオスカーのように弾きたい一心で

その後ジャズピアノをやり始めたという

エピソードがあります。

それもむべなるかな、聴けば納得できます。

 

オスカーピーターソンは

明るく陽気なジャズピアノ奏法のまさに

王道を行く存在なのです。

 

オスカーピーターソン.JPG

 

 

 

あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎


 


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あとは気持ちだ!

2011/04/15(Fri)02:48

皆様こんにちは。

今、東京にいます。
免疫の勉強に来ています。

現状で東京は全く問題ありません。
東京での放射線は
恐れるレベルではありません。

大阪で、東京に行くと言うとびっくりされます。

しかし、憂慮される事に対しては
しっかり適正に対処し、
必要のない取り越し苦労は避けましょう。

そして、福島には、南東北病院など
素晴らしい医療施設があります。

特に、放射線治療機器が素晴らしい。
積極的に陽子線治療も行っています。

ならば、福島を 『医療特区』 に指定し、
がん患者さんの放射線治療を
国が支援したら良いのです。

また、原発の周囲20キロ~40キロに
人が住めないのであれば、
その広大な敷地を全てソーラーパネルで埋め尽くしましょう。


転んでもタダでは起きない精神を
日本人は持っているはずです。

今からしっかり前を向いて対処すれば、
余裕を持って日本は復興するでしょう。

後はマインドの問題だと思います。
一人一人がアグレッシブな選択をするべきです。

それが全て、回復につながります。



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心斎橋スリーアロークリニック
田中陽一郎


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どちらが正解か⑦~がんの場合は更に複雑~

2011/04/11(Mon)02:02

皆様こんにちは。

 

さて、ことが 『帯状疱疹』 なら

まずは旅行に行ってもらって、

帰ってからしっかり検査をしたとしても

まず問題ありません。

 

しかし、がんの場合はまさに

千差万別ですから、リスク分析が複雑で

ハムレットの悩みのレベルになります。

 

「旅行に行く」という問題に限らず

医療はあらゆる場面でリスクが伴います。

 

 

例えば、ハイパーサーミアと同時併用で

シスプラチンなどの抗がん剤を使用すれば

驚くべき効果が挙がる事が分かっているにも関わらず

なぜ行う施設が少ないのか。

 

その訳は、ほとんどの患者さんにメリットがあっても、

施設側には万が一のリスクが高いから

というのも一つの理由だと思います。

 

 

当院ではもちろん、シスプラチンは丁寧に

ハイパーサーミアと全く同時に

併用しています。

 

心斎橋スリーアロークリニックは

今年で早くも開院3年目を迎えますが

かなりのリスクを引き受けて治療を行ってきました。

 

外来で、かなりのところまで踏み込んだ治療をします。

ただし患者さんがキツいと思うような治療はしませんが。

 

時には海外の輸入薬を使用し、

赤血球や血漿成分の輸血も行います。

様々な抗がん剤も使います。

 

 

全てリスクがある事です。

特に施設側に対し高いリスクがかかり

施設として、そのコストは

見合いません。

 

しかし、それが正しい治療だと確信を得たら

心斎橋スリーアロークリニックは

全力で手配し行います。


 

幸いなのは、今まで当院に来られる患者さんや御家族は

しっかりした信頼関係を結べる方ばかりだった事です。

 

そのため、リスクある治療のほとんどは

スムーズに事が運び、良い結果を引き出せています。

 

 

心斎橋スリーアロークリニックは、色んな意味で

運が強いクリニックなのです。

 

しかも・・・スタッフは皆、強運の持ち主ばかりです。

そして、来られる患者さんも運が強い方ばかりなので

感心してしまいます。

 

 

マイナス部分があっても心配要りません。

ハイパーサーミアの温熱で全てひっくり返して

プラスにしてしまいましょう。

 

一緒にリスクを担って、

文字通り 「一緒に頑張る」 のが

心斎橋スリーアロークリニックです。

 

患者さんと私達が、まさに一緒に闘うのです。

 

私は昨日も今日も、そして明日も闘います。

闘わない人も、どうか応援して下さい。

頑張るぞ!!

 

 

 

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どちらが正解か⑥~10人いれば10通り~

2011/04/10(Sun)01:43

皆様こんにちは。

 

さて、更に解説を加えます。

旅行を控えた 『帯状疱疹』 の患者さんに

どう対処するのが正解か、という命題。

このような場合、まずこう考えます。

 

 

①本当に帯状疱疹か?

 

②がんが隠れていないか、できるだけ検索。

 

③適切な抗ウイルス薬を処方。

(点滴か、内服薬か、軟膏か。【いずれも発売あり。】)

 

④体力温存し、免疫力を維持。

 

 

ここまでは教科書的な判断です。

しかしここからすぐに以下の考えを追加します。

 

 

⑤患者さんにとって大切な旅行かどうか?

(旅行がストレス解消に役立つか?)

 

⑥大切な旅行の場合、何泊何日か?

(帰るまでにがんの検索をしなくて許容できる範囲か?)

 

⑦旅行に行くまでに検査できる事はあるか?

 

⑧問診から予想される悪化、もしくは改善のスピードは?

(旅行に行っている間の状態の予想は?)

 

⑨病気と旅行を天秤にかけ、そのリスクの確率は?

 

⑩万が一の時の紹介状は必要か?

 

 

少なくともこれだけの事は

『旅行』と聞いた『瞬間』

大雑把に思い浮かびます。

 

確かに、患者さんが思いもつかないことまで

あらゆる心配を医療者側はしているのです。

 

このような事に答えてくれる 『エビデンス』 などは

存在しません。

 

総合的に判断した上で、

GOサインを出す事になります。

 

 

原則としては、患者さんが希望する

大事なイベントであればあるほど

やはりその願いをつつがなく

かなえたいと思うわけです。

<つづく>

 

 

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どちらが正解か⑤~テーラーメイド医療を追求する~

2011/04/09(Sat)10:39

皆様こんにちは。

 

このように、本来医療は

『テーラーメイド』な面があります。

『個々の個性に合わせて、最も良い道を選ぶ』必要があるのです。

その部分の多くは医師の裁量に任されています。

 

しかし近年、医療のマニュアル化が進み、

保険診療では医師の裁量が入る余地が

無くなってきました。

 

例えば、標準的に行われているがんの化学療法

実は医師の裁量権が事実上ほとんどありません。

ガチガチのマニュアル医療です。

 

がん医療の均展化の実現に

大きく寄与された国会議員で

自身もがんを患われていた山本孝史議員は、

自ら成立させた偉業とも言える「がん対策基本法」に対し

何と、内心では忸怩たる思いがあったそうです。

 

というのは、「がん対策基本法」

『均一ながん医療』に力を入れた内容になっており

車の両輪であるはずの 『治療のテーラーメイド化』 に対する

政策的保護は充分になされてはいないからです。

 

山本孝史議員は、

『テーラーメイド・適量抗がん剤療法の元祖』 とも言える

平岩正樹医師の治療を受けておられました。

均一な医療とは正反対の医療を

御本人は受けておられたのです。

 

テーラーメイド医療は今でさえまだまだ浸透しておらず、

当時はなおさらですから、「思い」はあっても

法律に載せるにはいかにも時期尚早だったのだと思われます。

 

しかし、画一的に治療方法を決められ押し付けられる

「がん医療」 の問題点を山本議員は切に感じておられ、

両翼で飛ぶはずが、まだ片翼しかできていない法案を通し、

両翼の完成は未来に託したわけです。

 

がんに限らず、「医療」には標準治療的な 『ハード』 と

個別化を考慮し柔軟性のある 『ソフト』 の両面が必要です。

 

今まで、この個別化に関して医療界は制度的にも無関心で

ちょっと怪しげな民間業者のサプリメントや漢方の独壇場でした。

この医療の 「無関心」 が 『がん難民』 を生みだしました。

 

今まで医療的には不毛地帯であったこの領域に、

サプリメントとは比べ物にならないエビデンスの蓄積をもつ

本物の医療を持ちこみ、心斎橋スリーアロークリニックは

徹底的な個別化医療を行っています。


医療において、この 『どちらが正解か』 という命題はとても深く、

これからも常に考え続ける必要があります。

 

 

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どちらが正解か④~教科書では正解でも~

2011/04/08(Fri)19:50

皆様こんにちは。

 

さて、帯状疱疹は免疫力が低下して発症します。

ほとんどは自然に治ります。


一番大切な問題は免疫力が低下した原因は何なのか、です。

そこが重要なところです。

例えば、がんが隠れている場合があるのです。


がんによって免疫力が低下して、

帯状疱疹が出ている可能性がないかを

まず念頭に置いて医師は診察します。


そのポイントさえ押さえていれば

あとはストレスの少ない生活を

心掛ければ良いわけです。


当然、家の中に閉じこもっているより

旅行に行く方がよっぽど

ストレス解消になる場合もあります。


教科書的には「安静」でも

この例の場合、楽しみにしていた旅行に行ったほうが

治療としては正しいのではないか?

当時、学生でしたが直観的にそう思いました。


そして色々と経験を積んだ今、

振り返って改めて考えても

その結論には全く変わりがありません。



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どちらが正解か③~ストレスの原因~

2011/04/07(Thu)20:05

皆様こんにちは。


さて、帯状疱疹で旅行をキャンセルした患者さんは

一週間後にまた来院されました。

その間、自宅安静です。


一度出現したら治癒まで長引く帯状疱疹は

見た目若干良くなっていましたが

患者さんは心なしか、元気がありませんでした。

 

それは病気のためでしょうか?


医師は言いました。

「ああ、ほら安静にしてたから良くなっている。」

患者さんは無言でした。

<つづく>



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どちらが正解か②~帯状疱疹の治療~

2011/04/06(Wed)15:30

皆様こんにちは。


さて、診察を受け 『帯状疱疹(たいじょうほうしん)』 で

楽しみの旅行に行ってはダメと言われてしまいました。


その患者さんの、

とても残念そうなお顔が印象的でした。

20年近くも前の話なのに、今でも覚えているくらいですから。


 

『帯状疱疹』という病気は、

昔罹った「水ぼうそう」のウイルスが

冬を越す 『タネ』 のように長年体内に残り、

ある時、身体の免疫力が落ちると

再び小さな水ぶくれになって発症します。


片方の胸などに、神経の走行に合わせて

帯のように出現するのが特徴です。


強い痛みを伴う重いものから

すぐに治る軽いものまであります。


今では、良い抗ウイルス薬が発売されています。

しかし、当時は良い薬はなく

自然経過にまかせるだけでした。

 

 

ですから『体力を温存しできるだけ安静にする』

というのは全く正しいのです、教科書的には。


そこでこう思えば何ともないことなのですが

何故だか私は、その時

無性に悲しく腹立たしい気持ちになりました。

<つづく>



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どちらが正解か①~ポリクリでのちょっとした事~

2011/04/05(Tue)22:00

皆様こんにちは。


さて、今回は医大生の頃、

ポリクリ実習での思い出です。

『ポリクリ』とは学生の病棟実習のことで

ドイツ語由来の日本語です。


医学部は6年制ですが、当時私は5年生。

ポリクリ実習を始めたばかりです。

実習とは言え、現場をただ見学させてもらうだけの

ある意味邪魔なお客さん状態です。


内科外来を見学していたとき

軽い高血圧でかかりつけの

70歳くらいの女性が入って来られました。

『胸に湿疹ができて少し痛い』というのです。


これは湿疹ではなく、帯状疱疹だね。

診察した60歳くらいの医師は言いました。

免疫力が落ちていたらこういう症状が出る。

自宅で安静にしておきなさい。


しかし、患者さんは言いました。

えぇ・・。

でも明日から2泊3日の旅行があるんです。

前々から予定して、

それは楽しみにしていましたので・・・。

これもキャンセルしないとだめですか?


医師はにべもなく言いました。

ああ、だめだめ、そんな事。

安静にしてないといかん。

<つづく>



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印象に残る言葉

2011/04/03(Sun)13:07

皆様こんにちは。


さて、研修医の時に印象に残った言葉を紹介します。


ウルトラウンテン(研修医のまだ前段階)の話は

以前にしましたが、

その時の登場人物とは全く異なっております。

 

この話はウンテン(研修医)になって

1ヶ月も経たない位の時期です。


重症の患者さんを受け持つ事になりました。

数日で命が危ぶまれる状態です。

医学的にも、できる事は限られていました。


当時の研修方式では、

10年位上のオーベン(指導医)がいて

5年位上のチューベン(副指導医)がいました。


実質的には、ほとんど

チューベンと一緒に治療にあたっていたのですが、

私が 『どうすれば良いのか、一体何ができるのか』

と悩んでいた時、

そのチューベンはこのように言いました。


「お前はまだ医師になって1ヶ月や。

そんな研修医ができる事なんて何もないんや。

ましてやこんな重症では、治療そのものがない。

お前がするべき事は、

もしこの患者さんが会いたい親戚でもあれば

日本中探してでもその人を連れてくる事や。

俺は、そういう事こそが研修医の

大事な仕事やと思っとる。


このチューベン先生もおそらくウンテンの時、

当時のチューベンに

こう教えられたのだろうと今では分かります。


実際、その患者さんの場合

日本中を探さないといけないような親戚は

いませんでしたが、

この時の教えが次に繋がることになります。


それについては又の機会に。



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