院長ブログ

ひとりごとの最近のブログ記事

抗加齢医学会 in 京都

2011/05/29(Sun)20:43

皆様こんにちは。

 

本日は京都は国際会館で開かれた

抗加齢医学会総会に出席してきました。

総会は1年に一度開催されます。

 

さて、それはそうと

この京都国際会館の

入り口に生えている 『竹』

が気になりました。

 

ちょっと普通と違うのです。

 

お天気が悪いうえに携帯電話で撮影して

ピンボケなのですが、金色の竹

 

やはりこれは珍しい竹で、

天然記念物なのだそうです。

 

碑文によれば

「金明孟宗竹(きんめいもうそうちく)」

という品種。

九州の福岡県か、高知県にしか

生息していないとの事。

 

希少なうえ、

なぜこの二つの離れた地域なのでしょうか。

 

竹に事情を訊いてみたいものです。


 

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あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎


 

 


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EBM と 経験論

2011/05/12(Thu)06:23

皆様こんにちは。

 

『EBM』 って言葉を御存知でしょうか。

『Evidence based medicine』 の略で

客観的な統計データをもとにして行う

治療の事です。

 

 

一方、その対極とされるのが

医師の経験や、患者さん個人の体験など

主観情報をもとにして加減選択される

『経験論』 的な治療です。

 

 

結論から言いますと、

心斎橋スリーアロークリニックは

そのどちらも大切にしています。

 

そして、どちらか片方でのみ

がん治療の分野を語り尽くす事は

何人であっても断じてできない

だろうと思います。

 

 

これは、哲学でいうところの

『実在論』 と 『観念論』 の関係みたいなもので

本当は同じところを目指しているものの

双方のアプローチが違うわけです。

 

基幹病院は 『実在論』 (客観性)で治療し、

ホスピスは 『観念論』 (主観性)に基づいて

医療を行っています。

 

 

何故だか

現状のがん治療制度においては、

これらの間に

深くて広い谷間が横たわっています

 

 

しかし本当は

『EBM』や『データ』 、そして『経験』及び 『勘』

『治療を受ける人それぞれの感じ方』・・・

全て、この谷間に落ちないようにするための

必要な要素の一つに過ぎないと思います。

 

どの方法の価値が高いか、ではなく

価値が高い医療にするために

どの場面でどう判断するか、が重要で

実在論と観念論をゆるやかにつなぐことが

良い治療には不可欠です。

 

 

 

あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎












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カラヤンの奥義

2011/05/06(Fri)00:57

皆様こんにちは。


さて、20世紀を代表するマエストロである

ヘルベルト・フォン・カラヤン

晩年、指揮のコツをこのように語りました。



若い頃乗馬を習っていた。


初めてジャンプをさせる前夜、

どうすれば上手に馬を

持ち上げる事ができるのか

とても心配で眠れなかった。


当日それを打ち明けたら

乗馬の先生に言われた。



君が馬を持ちあげるんじゃない。

馬が君を乗せてジャンプするんだ。


馬が塀に近づいたら

全てを馬に任せて邪魔をするな。


気がつけば塀を越えているだろう。



オーケストラも、

同じなのだと思う。



ここに、音楽に限らず

医療、政治、経済、全ての分野共通の

智恵を感じ取る事ができます。




あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎








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孫正義氏を強く支持する

2011/04/04(Mon)19:38

皆様こんにちは。


震災の義援金として、ソフトバンクの孫正義社長が

個人で100億円の寄付を行うと発表しました。


また、『引退するまで』グループからの自身の報酬を『全額』

震災孤児などの支援に充てると表明しました。


私は素直に、この行動に心からの敬意を表したいと思います。

金額は確かに凄いですが、額の問題ではありません。


今まさに社会に貢献できる立場にあっても、

そしてお金や名誉があっても、

noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)』

を実践している人は数少ないと思うからです。


東電の経営陣、保安院、政治家、財界人。


noblesse oblige の精神が感じられる人を

どれくらい挙げられるでしょうか。


もちろん義援金に限らず、そして今回に限らず

皆各々ができる事をすれば良いわけです。

 

しかし、少なくとも東電の経営陣や保安院は

給与の全額返上くらい

当然に成すべきと思います。

そこにプライドを持たずして、一体どこに

持つべきところがありますか。


政治家も、パフォーマンスで

新調した防災服を着ている姿は

全く情けなく、見るに堪えません。


有事に際し潔く我が身を切れるか、これは

人の価値を決める大切な尺度だと思います。

これにはただ 『覚悟』 のみが必要で

肩書、学歴、何も関係ありません。


実は、がんという難敵に対し一緒に闘う事と

非常に多くの共通項があります。

マニュアルで割り切れるものなどはなく、

『人』 対 『人』の 『心意気』 こそが鍵になるからです。

 

目先の損得をはるかに越えたところで

強いエネルギーで勝負しなければ

本当の良い結果は得られない世界だと思います。


私は今まで docomo の携帯電話を使ってきました。

しかしこの度、孫正義氏の心意気に強く共感致しました。

よって、次に携帯電話を替える時はソフトバンクにします。

 

そして孫さんが社長である限り、

ずっとソフトバンクを使い続けたいと思います。



あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎






















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己をわきまえる

2011/04/01(Fri)18:00

皆様こんにちは。


『正しい自己評価』は、言うは易く行うは難いものの一つです。

慢心が起こり易い。


この度の原発事故の原因も、それに集約されると思います。

絶対安全なものなどこの世に在り得ないという事は

本当は誰もが分かっていたはずです。


それが、国も会社も、『事故は起こりません』 という発想ありきで

思考停止していたと思うのです。


言い換えれば、それぞれの私心にとらわれて

正しい自己評価をしていなかったという事でしょう。

どこか謙虚さが足らなかったに違いありません。


事故は未だ現在進行形で推移し、憂慮すべき事態です。


何とか収束に持ち込み、そして是非

『ソーラーパネルを全国津々浦々、全ての屋根に

一つの漏れなく取り付ける事を国家目標とする。』

ぐらいの、国民が奮い立つような長期的な方針を

政府が宣言して欲しいと切に願います。


また、短期的には半径30Km圏内の人々を

一刻も早く疎開させるべきです。



あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎









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ケ・セラ・セラ

2011/01/31(Mon)23:18

皆様こんにちは。

 

『que sera,sera(ケ・セラ・セラ)』って、

なるようになる』 という意味ですよね。

 

何とも言えず、意味と語感がピッタリの言葉。

 

でも、その背景に

人事を尽くして天命を待つ』 という真意も感じます。

 

では、その『人事を尽くす』 にはどうすれば良いのでしょうか。

 

 

これが・・・

なかなか難問です。

 

 

とりあえず出た現在の答えは、

淡々と歩む』。

 

淡々、そして謙虚に

歩むというのは前向きという事。

 

あれ、これらは日本人の伝統的な美徳ですね。

 

いにしえから綿々と。

 

 

あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎





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『だいじょうぶだよ』  晴佐久昌英 著 ≪女子パウロ会≫より

2011/01/29(Sat)12:00

『病気になったら』


病気になったら どんどん泣こう
痛くて眠れないといって泣き
手術がこわいといって涙ぐみ
死にたくないよといって めそめそしよう
恥も外聞もいらない
いつものやせ我慢や見えっぱりを捨て
かっこわるく涙をこぼそう
またとないチャンスをもらったのだ
自分の弱さをそのまま受け入れるチャンスを



病気になったら おもいっきり甘えよう
あれが食べたいといい
こうしてほしいと頼み
もうすこしそばにいてとお願いしよう
遠慮も気づかいもいらない
正直に わがままに自分をさらけだし
赤ん坊のようにみんなに甘えよう
またとないチャンスをもらったのだ
思いやりと まごころに触れるチャンスを



病気になったら 心ゆくまで感動しよう
食べられることがどれほどありがたいことか
歩けることがどんなにすばらしいことか
新しい朝を迎えるのがいかに尊いことか
忘れていた感謝のこころを取りもどし
この瞬間自分が存在している神秘
見過ごしていた当たり前のことに感動しよう
またとないチャンスをもらったのだ
いのちの不思議を味わうチャンスを



病気になったら すてきな友達をつくろう
同じ病を背負った仲間
日夜看病してくれる人
すぐに駆けつけてくれる友人たち
義理のことばも 儀礼の品もいらない
黙って手を握るだけですべてを分かち合える
あたたかい友達をつくろう
またとないチャンスをもらったのだ
試練がみんなを結ぶチャンスを



病気になったら 必ず治ると信じよう
原因がわからず長引いたとしても
治療法がなく悪化したとしても
現代医学では治らないといわれたとしても
あきらめずに道をさがし続けよう
奇跡的に回復した人はいくらでもいる
できるかぎりのことをして 信じて待とう
またとないチャンスをもらったのだ
信じるよろこびを生きるチャンスを



病気になったら 安心して祈ろう
天にむかって思いのすべてをぶちまけ
どうか助けてくださいと必死にすがり
深夜 ことばを失ってひざまずこう
このわたしを愛して生み 慈しんで育て
わが子として抱きあげるほほえみに
すべてをゆだねて手を合わせよう
またとないチャンスをもらったのだ
まことの親に出会えるチャンスを



そしていつか 病気が治っても治らなくても
みんなみんな 流した涙の分だけ優しくなり
甘えとわがままを受け入れて自由になり
感動と感謝によって大きくなり
友達に囲まれて豊かになり
信じ続けて強くなり
自分は神の子だと知るだろう
病気になったら またとないチャンス到来

病のときは恵みのとき


カテゴリー: ひとりごと

第26回日本ハイパーサーミア学会に行ってきました。

2009/09/13(Sun)11:58

皆様こんにちは。


9月11日(金)と12日(土)に千葉大学にて

日本ハイパーサーミア学会が開催されました。


何とか11日(金)だけ参加して日帰りをしたのですが

得るもの及び感ずるところはやはり幾つかありました。

また、内科医の人数が未だ少ないとも思いました。

ハイパーサーミア治療は、本来『内科』と非常に

マッチしているからです。


ハイパーサーミアはもともと、放射線療法の併用療法として

効果を認められ認可をうけました。

よって、治療の歴史としては最初は

放射線科のドクターが多く関与していました。


その後、温熱療法単独の効果も認められましたが

泌尿器科領域の前立腺癌や、産婦人科領域の子宮癌などに

抗癌剤とともに用いられ、その効果を増すことが分かってきました。

すなわち、外科系のドクターが使用し始めたわけです。


そして近年では、免疫療法との併用でさらに効果が増すことが分かり

内科のドクターがハイパーサーミアに注目し始めています。

ハイパーサーミア療法も新たな時代を迎えていると思います。


免疫療法や抗癌剤と組み合わせて

サーモトロンを使用したハイパーサーミア治療を行っていますが

これはとても『内科的』な治療だと日々実感します。


内科のドクターは、もちろん抗癌剤はよく使用しますし

一般的に体内の水分やミネラルの出納、ホルモン代謝、

そして薬の効き具合などに大変敏感で、きめ細やかに対応します。

微妙に押しては引く、といった『サジ加減』こそが

内科の特徴とも言えます。


そして、奇しくもハイパーサーミア治療は

『サジ加減』がとっても大切なのです。


また内科のドクターは、長く、忍耐強く、決してあきらめず、

患者さんと会話を重ねながら時間をかけて

治療を進めていくよう教育されています。

それが内科という仕事の『本体』だからです。


その日々の内科的治療と

サーモトロンによるハイパーサーミア治療は

極めて似通っていて、全く違和感がありません。


しかしながら、まだ現状ではほとんどの内科のドクターは

温熱治療すなわちハイパーサーミアそのものを知りません。

サーモトロンという機械を見たことがある内科ドクターすら

少ないのです。


放射線科の医療機器としてデビューしましたから

致し方のないことではありますが

とっても内科的な機械であり治療ですから

今後内科のドクターがその存在を知り

また効果を知ったら、おそらくとても気に入って

皆非常にうまく使いこなすのではないかと思われます。


『安全に、きめ細かなサジ加減と組み合わせで結果を出す』事は

まさに内科の日常業務と言えるからです。


さて、昨今の流れとして国は

内科医に在宅医療に携わることを求めています。

在宅医療を担うには『癌』という病気は切っても切り離せません。


ほぼ全ての内科医にとって『癌』は診療の大きな範囲を占めており

あらゆる臓器の『癌』と否応なく密接に、長期的に関わります。

これが普遍的な内科臨床医の姿です。

高齢化社会が進む中で内科診療における『癌治療』の位置づけは

ますます大きくなると思われます。


その過程で多くの内科医がハイパーサーミア治療を知り

内科との親和性の高さを実感し、

内科開業時に、もしくは民間病院の内科診療部で

サーモトロンを積極的に取り入れようとする時代が

すぐそこまで来ているような気がします。

その時は混合診療も一部解禁になっているでしょう。


ハイパーサーミアはおそらく、日頃内科開業医がよく診療している

糖尿病や軽度のウツ、そして神経痛や腰痛にも

優れた効果があります。


すでにそれらの様々な根拠が研究発表されています。

もちろん現状、これらの病気にハイパーサーミアを行うと

保険は効きませんが。


しかしもっと地域差なく、多くの患者さんが

ハイパーサーミアの恩恵に浴することができれば良いと思います。




ガン治療専門:心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎





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カテゴリー: ひとりごと

「豊かさ」とは

2009/06/27(Sat)19:24

皆様こんにちは。

 

ハイパーサーミア治療に使用する機械、

サーモトロンRF-8」がもう一台

ロシアに輸出されました。

 

「もう一台」と言うわけは、既に数台

ロシアで使用されているからです。

やはりあのチェルノブイリ原発事故の影響で

ガン罹患率が増えており、国が購入しているのです。


先日、サーモトロンを制作している

「山本ビニター株式会社」の社員の方に

ロシア出張での興味土産話を伺う事ができました。

 

曰く、ロシア人は一般的な冷たいイメージと全く違い

とっても暖かく迎えてくれて大変感激したとの事。

形式ばった歓待ではなく、とにかくハートフルだった

と仰っていました。

 

比較的田舎の地域だそうですが

湖があり、何より夕日が美しく

その感想を素直に述べると

「お前もこの美しさを分かってくれるか!」

地元の人達が大層喜んだそうです。

 

お別れの時も、空港で堅く握手を交わし

「じゃあな。でも、絶対これが最後なんかじゃないぜ。」

という泣かせるセリフ。

現代の日本人にとっては、何故か

懐かしい雰囲気のする光景です。

 

そして意外にも、ロシア人は日本人の事を

「日露戦争を勝利した骨のあるヤツ」

と思っているフシがあり、

決してマイナスイメージではないのだそうです。

 

これを聞き、

もしこのロシア人達が来日したら

日本ではどんな歓待をしたら良いのだろうか

と部外者ながらも心配いたしました。

 

これらロシア人が示してくれたものは、

決して豪奢な接待ではありません。

暖かく迎える気持ち」や、「美しいふるさとの自然」で

歓待してくれたという事です。

 

そのいずれも間違いなくかつての日本にはあったのでしょうが

昔より豊かになったはずの今の日本でそれを探すのは、

少々骨が折れるような気も致します。

 

明治、大正の頃の日本を振り返る書物を読みますと

休日もなく夜明けから日が沈むまで働き

しかし「祭り」や「正月」は本当に指折り数えて待ち

その楽しさを想像して生き生きと仕事に励んだ

とあります。

 

食事は、朝は漬物、昼は野菜一菜、晩も漬物で

月の初めと半ばに1回ずつ魚が付き、

それはそれは楽しみだったそうです。

 

この事は「豊かさ」とは何かを考えるのに大変示唆に富んでいます。

人は「物」では決して充足されず、満足しないのです。

 

非常に不思議なものだと思います。

 

 

癌治療専門:心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎


 
















 


 


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明治生まれの日本人

2009/06/21(Sun)23:30

皆様こんにちは。

 

明治生まれの人にお会いできる機会が

最近めっきり少なくなったような気がします。

明治45年生まれとしても、97歳にもなるのですから

それも当然の事でしょう。

 

私が医師になりたての頃はまだ、

高齢ながらかくしゃくとした明治生まれの御老人に

接する場面が多々ありました。

 

今、振り返って思うのはこの世代の方々の立派さです。

もちろん、激動の時代を節制して生き抜いてきた人々ですから

その時点ですでにかなり選別はされているのでしょうが

何と言いますか、治療を提供する側が

心洗われる思いにさせられるのです。

 

逆に拝みたくなるとでもいうような感じになる人々でした。

「この人の為に何とかしてあげたい」という気持ちが

否応なく発露させられ、故に治療について悩み、考え、

それによって医療者として成長させて頂いた原点であると

しみじみ思います。

 

そのような方は明治生まれではなくとも多数おられますが、

私の記憶では明治生まれの方々は大変な高確率で

ことごとくそんな感じでした。

 

だからこそ、この世代は今の日本の礎を作れたのでしょう。

 

色んな一面があろうと思いますが、明治・大正の

教育しつけの良さが偲ばれ、日本人らしさとは何であるかを

頭で考えるのではなく「感じる」ことができた貴重な体験でした。

 

 

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎

 






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