院長ブログ
高濃度ビタミンC療法の最近のブログ記事
ビタミンCは膵臓がん細胞に対するジェムザールの効果を増強する
2011/05/13(Fri)14:47
皆様こんにちは。
『 ビタミンC は
膵臓がん細胞に対するゲムシタビン(ジェムザール)の
抗腫瘍効果を相乗的に増強する 』
という新しい海外の論文が出ましたので御紹介します。
国立衛生研究所(NIH)のLevine教授と
カンザス大学のDrisko教授らのグループの共同研究です。
8種類の膵臓がんの培養細胞において
ビタミンC を添加することで
ゲムシタビン(ジェムザール)の抗腫瘍効果が増強し、
またマウスへの移植モデルにおいても
ビタミンCとゲムシタビン(ジェムザール)の併用は
腫瘍重量の増加が最も抑制されたというものです。
その英文抄録を下に掲載しておきます。
さて、当院では
何でもかんでも全ての治療をお勧めする事はありません。
費用対効果を優先して治療を選択します。
よって、高濃度ビタミンC点滴に関しては
効果が高いと思われる、
①特定の抗がん剤の副作用軽減
②特定のがん種への治療底上げ
を目的に点滴が行われます。
心斎橋スリーアロークリニックが考える
②の 『特定のがん種』 の中に、
膵臓がんは含まれております。
その考え方としては今まで、
①膵臓がんは『乏血性』(血流が豊富ではないがん)である。
②乏血性のがんは組織のまわりには
『間質』(繊維などの結合組織)が多い。
③高濃度ビタミンC はこの『間質』に入り込んで
活性酸素を出し抗がん作用を示す。
④そのため、膵臓がんに対する抗がん剤(ジェムザール)や
ハイパーサーミアの効果が底上げされる。
という流れを想定していました。
この度の研究論文では、試験管内のみならず
膵がん細胞を移植したマウスでも
ジェムザールとの相乗効果が確かめられましたから、
上記作用機序の根拠が補強された事になります。
ただ、人においても有益であるという事を
全ての医療者が納得できる程に証明されるには
まだまだいくつものハードルがありますが、
当院での経験を踏まえても
『少なくとも』 ジェムザールの抗腫瘍作用を
減弱はしないであろうと思います。
ビタミンC には、
抗酸化作用と酸化作用の二面性があるため
栄養素の一つである ビタミンC と言えども
時と場合を選び、目的をはっきりさせて施行する事で、
より効果が挙がるものと考えられます。
【論文抄録】
Espey MG, Chen P, Chalmers B, Drisko J, Sun AY, Levine M, Chen Q :
models of pancreatic cancer. Free Radic Biol Med. 2011 Mar 12.
<Abstract>
Conventional treatment approaches have had little impact on the course
of pancreatic cancer, which has the highest fatality rate among cancers.
Gemcitabine, the primary therapeutic agent for pancreatic carcinoma,
produces minimal survival benefit as a single agent. Therefore, numerous
efforts have focused on gemcitabine combination treatments. Using a
ratio design, this study established that combining pharmacologically
achievable concentrations of ascorbate with gemcitabine resulted in a
synergistic cytotoxic response in eight pancreatic tumor cell lines.
Sensitization was evident regardless of inherent gemcitabine resistance
and epithelial-mesenchymal phenotype. Our analysis suggested that the
promiscuous oxidative actions of H(2)O(2) derived from pharmacologic
ascorbate can culminate in synergism independent of the cancer cell's
underlying phenotype and resistance to gemcitabine monotherapy.
Gemcitabine-ascorbate combinations administered to mice bearing
pancreatic tumor xenografts consistently enhanced inhibition of growth
compared to gemcitabine alone, produced 50% growth inhibition in a
tumor type not responsive to gemcitabine, and demonstrated
カテゴリー: 高濃度ビタミンC療法
高濃度ビタミンC点滴の料金
2009/06/29(Mon)19:38
皆様こんにちは。
高濃度ビタミンC点滴をするには
「初回」に一般的な腎機能検査と
溶血するので高濃度のビタミンCを点滴してはいけない
「G6PD欠損症」という病気はないか
を調べる検査が要ります。
また、その後も点滴の度に
頻回にビタミンC血中濃度の測定検査をしていきます。
心斎橋スリーアロークリニックの
高濃度ビタミンC点滴の価格は
それらの測定検査料金も含めての料金です。
『必要とする人』に、【ビタミンCパワー!】を
お届けしたいと思っております。
がん治療専門:心斎橋スリーアロークリニック
田中陽一郎
カテゴリー: 高濃度ビタミンC療法
高濃度ビタミンC療法
2009/06/28(Sun)16:22
皆様こんにちは。
心斎橋スリーアロークリニックでは
高濃度ビタミンC療法を行っております。
病気の身体はただでさえ
ビタミンCがとても不足した状態です。
例えば、このようなデーターがあります。
ヤギは自分の体内でビタミンCを合成できますが
病気になったヤギは通常の10倍ものビタミンCを
体内で合成して体力を回復させようとします。
病気の身体は大量にビタミンCを消費するからです。
一方、人間は体内でビタミンCを合成する能力がありません。
普段から食事で摂取する必要があります。
しかし、近年全国的に土地が痩せてきているため
野菜のビタミンC含有量は昔より減っています。
ただでさえビタミンCが不足しがちな現代人が病気になると
ビタミンC欠乏症とまではいかなくとも、食事だけでは
充分なビタミンCが補充できていない可能性が高い
と思います。
実際に私も自分で試してみましたが
「疲労回復効果」だけでも
なかなかのものがあると実感しました。
短時間睡眠でも疲れにくくなります。
しかし、このような効果は「客観的ではない」として
医学界ではエビデンスとしては
なかなか積み上がっていきません。
高濃度ビタミンCの点滴で
抗癌剤の副作用が軽減するという事に関しても
「実感」して頂く事が何よりの
「証拠」になるかと思います。
是非一度試してみて下さい。
がん治療専門:心斎橋スリーアロークリニック
田中陽一郎
カテゴリー: 高濃度ビタミンC療法