院長ブログ

肺癌

非小細胞肺がんをやっつける ②

2011/11/22(Tue)19:25

皆様こんにちは。

 

さて、タキサン は非常に優れた抗がん剤で

大きな武器の一つです。

それは間違いありません。

 

ただ、色々な武器がある場合は

それぞれに副作用や

扱い易さの特徴がありますので

使用する順番によって

生活に及ぶ影響も違ってきます。

 

どうも進行した非小細胞性肺がんの場合、

無理をせず最初から引き分けを目指して

免疫力を保ちながらの休眠療法をする方が

生活の質はもとより

予後も良いと思われるのです。

 

 

最近は基幹病院でも

TS-1 から始まる事が珍しくなくなってきました。

しかし、まだ タキサンから開始と言われる場合も

多々あるようです。

 

さらに、TS-1 から始めるとレセプトが戻ってきた、

すなわち保険で認められなかった

という信じられないような話も最近耳にしました。

 

しっかりコメントを付けてもう一度申請すると

間違いなく認められるはずですが

このような事が一度でもあれば

病院は萎縮して保守的になります。

 

たとえ希望しても、

「まずは入院して点滴の抗がん剤でいきましょう。

保険で削られるかもしれないから

内服薬から始めるのはダメです。」

となってしまうのです。

 

 

このように、ある治療法が

広く一般的になるまでの 『過渡期』 には

様々な事情で、導入されるまでの

時間差があります。

地域差もあります。

 

ですから、これらの事項を念頭に置きつつ

百人百様の考え方の中から

『自分にとって』 最も良い治療

しっかり選択する事が

進行がんにおいては

特に大切になってきます。

 

 

 

あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎


 

カテゴリー: 肺癌