院長ブログ

食事療法

本当にあった食事療法の話 ③

2010/05/13(Thu)17:00

皆様こんにちは。

さて、翌日。


食事が用意されました。

肉類も入っています。


食欲さえありませんでした。

命の炎は弱々しく、今にも消えてしまいそうでした。


『どうやら、そろそろあの世に行くらしい。』


何と情けなく、辛い事か。

生きるとは何と難しい事なのか。

窓の外では木の葉が風にゆれている。

このそよ風にさえ吹き消されるであろう我が命のはかなさ。


生きることは、生かされること。

生かされるとは、生きること。


お坊さんは悟り、覚悟を決めました。


手を合わせ、肉を一口ほお張り

そしてベッドで無心に坐禅を組みました。

座れるのが不思議なくらいでした。


翌朝、肉類も含め

出された食事を一心に全て食べました。

いつものように坐禅を組み目を閉じました。


座っていると、薄くゆらいでいた命の炎が

一呼吸一呼吸ごとに

しっかりとした色に変わって行く

そんな不思議な映像が浮かんでくるのでした。


次の日も、その次の日も

お坊さんは出された食事を素直に食べ

坐禅を組みました。


あらゆる自然のエネルギーが

徐々に身体に沁み渡ってくるようでした。


次の日も、次の日も。

次の日も、次の日も。

(つづく)




あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎






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