院長ブログ

がんと闘う クリニックの特徴 食事療法

がんを治す食事は何が良い?

2010/05/10(Mon)10:00

皆様こんにちは。

 

巷にはがんに効くとされる食事療法の本が

わんさと出版されています。

共通点はだいたい以下のようなものです。


①野菜・キノコ・玄米中心。

②動物性蛋白・脂肪は取らない。

③低塩分。

④低カロリー。


ふ~む。。。

結論から申しますと、

これらはがんの『予防』にはとても良いでしょう。

三十路、四十路の方々が健康に気をつける方法としては

的を射ていると思います。


がん細胞は10年以上かけて目に見える大きさになります。

そのスピードがゆっくりになるとは思います。


しかし、今現在病院などでがん治療を行っている方々が

無理をしてこれを行うメリットはどの程度あるのか、と考えますと

デメリットの方が大きいと言わざるを得ません。


節制を中心とした食事療法を行うのなら、

若い時からの継続こそが真の効果をもたらします。


でも、それが『楽に』できる人はとっくに実践しているんです。

また、もちろん食事療法によって張合いが出て

元気が出ている人なら別の話です。


食は人生を豊かにし、恵みをもたらすものでもありますから

修行のような食事で一生涯満足できる人は少数なのです。


ある出版物を読んだ家族の勧めで、もしくは自発的に

がんに対して厳格な食事療法を試み

逆に体調を崩してしまう例の方が多いというのが

大多数の医師の『実感』ではないでしょうか。


実際の医療現場では、『がんによって食事ができない』、

『充分なカロリーをとれない』事で大変に苦労をします。


食事は生活の質や価値に直結していますから

おいしいものを食べる事は『気力』の面でも

闘病するのに極めて重要なことです。


しっかりした食事ができないために体重が減り、

せっかくの寿命が縮んでしまう事の方が多いのです。


がんになってこそ、食も人生も楽しまずしてどうしますか!

私はそう思います。

節制は、がんになっていない時にやりましょう。


がんそのものの影響や病院でのきつい抗がん剤治療の影響で

食が細ってしまう方々に、当クリニックではお薬を処方しています。


『ヒスロンH錠』及び『プロゲストン錠』という名前で知られています。


食欲低下に対しては保険適応がないお薬ですが、

ステロイドのように免疫力を落とすこともなく

ほんの少量で安全に、とっても良い効果を出します。


『保険適応がない』のは、単に製薬会社の都合です。

『保険診療では処方できない』というだけであり

『処方する事が間違い』な訳では全くありません。


『闘病』はできるだけ楽チンにする方が

実は結果も良い。

嫌なことはできるだけ短めに。


がんと仲良くやっていくには

これが自然の摂理とさえ思われます。




あきらめないがん治療専門

心斎橋スリーアロークリニック

田中陽一郎





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