症例報告
症例報告
◆ #24 C型肝炎からの肝臓がん【カテーテル治療後の再発予防】
84歳男性。
慢性C型肝炎から肝臓がん発症。
カテーテルによる肝動脈化学塞栓療法(TACE)を行い、
主要な肝臓がんをいったん治療したものの、その後
腫瘍マーカーは徐々に上昇。
実際、画像検査では見えない「前がん細胞」や「小さながん細胞の増殖」は
カテーテル治療だけでは止めることができない。
そこで当院で、ハイパーサーミア治療から開始し
さらに途中から「適切ながんペプチドを用いた免疫治療」を開始。
その他の治療は一切併用していない。
すると、一転して腫瘍マーカーが低下。
ハイパーサーミアと免疫細胞治療を行うことで
がんの「芽」を摘み取り、TACE後のがん再発リスクが
減少していると考えられる。
このように、C型肝炎から発症した肝臓がんでは
TACEで「大きながん」を治療し、その後
ハイパーサーミアと免疫細胞治療で「小さながん細胞」を駆逐するという
言わば適材適所の治療が重要である。
肝臓癌摘出手術の後に免疫細胞治療を加えると
術後の再発率が統計的有意差をもって減少する事は
すでにかなりの検証がなされ、明らかになっている。
同様に、作用機序から考えても、
ウイルス性肝臓がんのカテーテル治療後に
ハイパーサーミアと免疫細胞治療を行うと、
カテーテル治療のみの場合より
予後が改善する可能性が高いと思われる。
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